9月4日に山形市消防本部の方に会社に来ていただいて、応急手当講習会を受講しました。

 

今回の応急手当講習会では、応急手当や救命処置などについて教えていただきました。

 

始めに、倒れた人の救命処置を実際に行ったことがある人の体験談の動画を見ました。

周りにいた人が突然倒れた時、救急隊が到着するまでに救命処置を行った場合と行わない場合では、救命の可能性の割合が全然違います。人が倒れた時、すぐに救命処置が行えるよう、救命処置の知識を身につけておくことがとても大切であると学ぶことが出来ました。

 

次に、実際に人形を相手にしながら、心肺蘇生の手順を教えていただきました。

 

①周囲の安全確認を行う!

傷病者の救助の前に、自分の周囲の安全確認をすることはとても重要です!

周囲の安全を確認出来たら、「周囲の安全よし!」と言います。

 

②傷病者の反応を確認する!

傷病者の肩を優しく叩きながら、「大丈夫ですか?」と大声で3回ほど呼びかけ、傷病者

の反応があるかないかを確認します。

呼びかけに対し反応がない場合は、「反応なし!」と判断します。

 

③119番通報をして、AEDを手配する!

大きな声で、「誰か来てください!人が倒れています!」と応援を求め、協力者が駆けつ

けたら、「あなたは119番へ通報してください!」、「あなたはAEDを持ってきてください」

と依頼します。

 

④普段通りの呼吸があるか確認する!

傷病者の胸と腹の上がり下がりを見て、「普段通りの呼吸」をしているか10秒以内に判

断します。傷病者に「普段通りの呼吸」がない場合、「普段通りの呼吸なし!」と判断

します!

 

⑤胸骨圧迫を行う!

胸骨圧迫によって心臓や脳に血液を送ることで、AEDの効果を高めたり、脳の後遺症を少

なくしたりすることが期待できます!

胸骨圧迫とは、

胸の左右真ん中にある胸骨の下半分を、重ねた両手で強く、速く、絶え間なく圧迫することです。

 

胸骨圧迫のポイントは、

・両肘を真っすぐに伸ばして、てのひらの付け根の部分に体重をかけ、真上から垂直に傷病者の胸が約5㎝沈み込むようにしっかり圧迫すること。

1分間に100~120回のテンポで連続して絶え間なく圧迫すること。

・圧迫と圧迫の間(圧迫を緩める時)は、十分に力を抜き、胸が元の高さに戻るようにすること。

・小児には、両手または体格に応じて片手で、胸の厚さの約3分の1が沈み込む程度に圧迫すること。

この①~⑤の手順を実際に人形を傷病者に見立てて行いました。

 

最初は、手順が覚えられなかったり、胸骨圧迫が上手に出来なかったりしましたが、

何回か繰り返すと、皆さん上手に出来るようになっていきました!

 

また、AED使用の手順も教えていただきました。

今回の講習では練習用のAEDを使用して行いましたが、操作方法は実際のAEDも変わらないようです。講習を受けるまでAEDの正しい使用方法は難しいものだと思っていましたが、複雑な操作は一切無く、行うべき手順も全てAEDが教えてくれるので、落ち着いて使用することが出来ました。

 

今回は9名の社員が講習を受けました。

 

↓最後には、「普通救命講習修了証」をいただきました!

今回学んだことを忘れず、いざという時に社員全員が救命処置を正しく行うことが出来る会社を目指していきます!

 

消防本部から来ていただいた消防隊員の方、丁寧なご指導ありがとうございました!

 

 

和田 晴奈